夏がはじまり夏おわる

しおみまき

あさがおの
葉の毛深さに
夏の立体感を
みる。
ホチキスで
とじられた
しゅくだいに
夏のながさを
知る。
ビニールの
バッグのにおい。
はちきれ腕と
真っ黒になる
ほこらしさ
水をはじいて
自慢している

しんしんしんしん
蝉が鳴る
たたみのうえの
バタフライ
ほうしつくつく
日が暮れる

白紙のつづく
日記帳
はちがつさいごの
にちようび
カツオ君が
冷や汗かいて
なぜかわたしが
せつなくなる
フィナーレは
せんこう花火か
打ち上げか
経験なんて
やくたたず
提出の期限
なくとも
いつだって
課題がのこる

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