盂蘭盆会

しおみまき

かいくりなかいくりかいくりかいくりなシッカロールの時代は過ぎて

おとうとがもてはやされる御座布団オッチンチロチロチンチロチロリン

ほっそりとほほえんでいるおばちゃんの奥に芽ばえたちりめんぢゃこよ

ききわけのよいこになろう殊のほか秘めごと多きむすめとなろう

なきがおがぶさいくなのだ美しいとものまわりにひとはあつまる

がまぐちの抜いたおかねでともを呼ぶファンタオレンジ廻し飲みして

草むらでおしっこをする湯気のなかちろちろちろと砂がながれる

仏間には干菓子積まれてなぎの刻さあさそろそろ迎え火を焚く

曾祖母がたしかに鎮座したようなけむの先っぽ目でおいかける

子どもらがならわぬ経をよみながらむにゃむにゃむにゃと焚き火をまたぐ

menuへ戻る