あたごやまのことり
〜やまのぼり編
しおみまき
きよたきをこえてあたごのやまのぼりひとこいそめしなつのはじめに
すきすきすきすきすきすとなくんやね。やまのことりはきすきすと鳴く。
くもながれ鳥そらながれ雲ながれ鳥そらたかくこえもながれる
やわらかにふみしめてゆくやまみちのおがくずのなかウゴメクさなぎ
さわがにの文学散歩えっちらとかかえたものをこぼさぬように
ねがわくばぬしにあいたい急流の石のぬめりに目を凝らしては
ためらわず撫でまわすけどきみもまた謂われを知らぬくびなしじぞう
山頂に茣蓙をひろげてそれぞれのちちははのこと、きょうだいのこと
幾何学のもようを配し淡々と西に連なる北山の杉
静寂にみみをすませばうっすらとてつのにおいだ きみのかたわら
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